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ゲームの時間を自分で区切る — 「あと1回」を終わらせる上限と合図の決め方

ゲームは区切りが向こうから来ないので、1日の上限を決めるだけでは終われません。iPhoneの「許容時間」とAndroidのアプリタイマーの手順に、上限の手前に置く「終わりの合図」の作り方を足してまとめました。

ゲームの時間を減らしたい人がまずやるのは「1日1時間まで」と決めることですが、たいてい守れません。意志が弱いからではなく、ゲームには1回の区切りが向こうから来ないからです。動画なら1本が終わる瞬間がありますが、ゲームはラウンド、対戦、その日のミッションが途切れずにつながります。

仕事中に手が伸びる場面の塞ぎ方は「仕事中にスマホを触ってしまうときの対処」に、集中する時間帯そのものの作り方は「集中できないときの90分ブロックの作り方」にまとめています。この記事は、ゲームという「終わりが設計されていない遊び」に、自分で終わりを足す手順だけを扱います。

1回のプレイは「30分〜1時間」が最多

Lighthouse Studio が日常的にゲームをするユーザー300人(10〜40代、2025年10月7〜9日、オンラインアンケート)に行った調査では、1回のプレイで続けて遊ぶ時間は「30分〜1時間」24.3%が最多でした。平日1日あたりでも「30分〜1時間未満」22.0%が最多で、次点が「1〜2時間未満」21.7%、7割弱が2時間未満と報告されています。休日は「1〜2時間未満」18.7%が最多に移ります。

1回の長さは、多くの人にとって極端ではありません。効いてくるのは頻度です。同じ調査で1週間のプレイ日数は「7日(毎日)」が55.3%。クロス・マーケティングが月1回以上スマホゲームをプレイする15〜69歳1,145人に行った調査(2025年6月27日〜7月3日、インターネット調査)でも、「毎日」プレイする人は67%で、この5年間ほぼ同じ水準だと報告されています。

つまり、直す対象は「長すぎる1回」ではなく、毎日の終わり方のほうです。

まず「カテゴリの1日平均」を見る

上限は実測の数字を見てから決めます。先に理想の数字を置くと、たいてい厳しすぎて3日でやめることになります。

iPhone(iOS 27以降)は、設定アプリ>「スクリーンタイム」>「許容時間」>「カテゴリを管理」からカテゴリをタップすると、そのカテゴリの1日の平均使用時間が出ます。さらにアプリをタップすれば、カテゴリ内のアプリごとの1日平均まで見られます。

Androidは設定アプリ>「Digital Wellbeing」のグラフをタップすると、利用時間・起動した回数・受信した通知数の内訳が見られます。画面の歩き方は「AndroidのDigital Wellbeingでできること・できないこと」に詳しく書きました。

見るのは平均値1つで十分です。それを8掛けにした数字を、最初の上限にします。

iPhone:「ゲーム」カテゴリに許容時間を入れる

iOS 27のスクリーンタイムには「許容時間」があり、Appleのユーザガイドは「エンターテインメント」「ゲーム」「ソーシャルメディア」などのカテゴリごとに1日の使用時間を決められると説明しています。アプリを1本ずつ指定しなくて済むぶん、ゲームとは相性のいい方式です。

  1. 設定アプリ>「スクリーンタイム」>「許容時間」>「アプリとウェブサイトのアクティビティをオンにする」
  2. 「カテゴリを管理」をタップし、+から「ゲーム」を選ぶ
  3. 「許容時間」の下のカテゴリをタップし、スライダで時間を決める

カテゴリ内のアプリは、そのカテゴリの許容時間か、1日の合計時間に達するまで使えます。アプリが関連ウェブサイトを宣言している場合は、アプリとウェブサイトの両方に許容時間が適用されるとユーザガイドに書かれています。

夜だけ遊ぶ、平日は遊ばない、のように時間帯で分けたいときは「スクリーンタイムのスケジュールを合わせる」をオンにして、スケジュールの時間枠にカテゴリを足します。連絡や緊急時に必要なアプリと相手は、先に「常に許可」へ入れておきます。スクリーンタイム全体の基本手順は「iPhoneでアプリに時間制限をかける手順」にまとめてあります。

Android:アプリタイマーはアプリごと、午前0時にリセット

AndroidのDigital Wellbeingにはカテゴリ単位の設定がないので、タイトルごとに入れます。設定アプリ>「Digital Wellbeing」>「アプリタイマー」>制限したいアプリの横の「タイマーを設定」>時間を選ぶ>「OK」。

Googleのヘルプによれば、上限に達するとアプリは終了してアイコンがグレー表示になり、タイマーは午前0時にリセットされます。0時を待たずに使いたいときは同じ手順でタイマーを削除できる、とも書かれています。つまり自分で外せるので、外しにくくしたいときは「アプリの制限」>「アプリの制限の PIN」で4桁のPINを設定します。なお仕事用・学校用アカウントはアプリタイマーに対応していない場合があります。

上限の手前に「終わりの合図」を置く

上限だけに任せると、ラウンドの途中で画面が閉じます。これは取り返しがつかない感じが強く、延長の操作を覚える近道になります。合図は上限の10〜15分手前に置きます。

  • その日やることが決まっているもの(日課のミッションなど)は、遊び始めの10分で先に片づける
  • 対戦・協力プレイは1戦の長さを数え、「最後の1戦を始めていい時刻」を決める(1戦15分なら上限の15分前)
  • 同じ日に遊ぶタイトルは1本に絞る。上の調査でも、同日に掛け持ちするタイトル数は「1本のみ」46.7%が最多でした
  • 合図はゲームの外から鳴らす。キッチンタイマーや腕時計のアラームなら、止めるために画面を見ずに済みます

夜に寄っているなら、削られているのは別の時間

同じ調査で、プレイする時間帯は21〜23時が最多でした(54.3%)。そしてゲームの時間を作るために優先して削る時間は「テレビ/動画視聴」43.7%が最多で、次点が睡眠時間です。睡眠を削ってゲームをすることは「ほとんどない」が56.7%と多数ですが、「週3回以上」ある人も14.3%いると報告されています。

夜に遊ぶなら、上限より先に終了時刻を決めるほうが効きます。夜の画面を時刻で切る考え方は「夜の動画を「最後の1本」で終わらせる」に書いたもので、ゲームにもそのまま使えます。

続かないときの直し方

起きていることたぶんの原因直し方
上限が毎日切れて、毎回延長している上限が実測より低すぎる平均の8掛けに戻し、2週間かけて下げる
切れた瞬間にイライラする合図が無く、途中で止まっている上限は据え置き、合図を10〜15分手前に置く
設定を自分で外してしまう外すのが1タップで済むiPhoneはスクリーンタイムパスコード、AndroidはアプリのPINを足す
友達との約束で崩れる予定が枠の外にある約束の時間を先に枠へ入れ、その日は上限を動かす

今日やること

  • カテゴリ(iPhone)またはアプリ(Android)の1日平均を1つ書き出す
  • その8掛けを上限にして、許容時間またはアプリタイマーを1つだけ入れる
  • 1戦の長さを数え、「最後の1戦を始めていい時刻」を決める
  • 夜に遊ぶなら、上限とは別に終了時刻を決める

4つとも10分で終わります。上限の数字を考え込むより、合図を1つ置くほうが先です。

出典

  • Lighthouse Studio「男女別ゲームプレイ時間に関する調査」(日常的にゲームをプレイする10〜40代のゲームユーザー300名、2025年10月7〜9日、オンラインアンケート。1回続けて遊ぶ時間は30分〜1時間24.3%、平日は30分〜1時間未満22.0%、週7日55.3%、21〜23時54.3%、優先して削る時間はテレビ/動画視聴43.7%): https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000141545.html
  • クロス・マーケティング「ゲームに関する調査(2025年)スマホゲーム編」(スマホゲームを月1回以上プレイする全国15〜69歳の男女1,145名、2025年6月27日〜7月3日、インターネット調査。「毎日」プレイ67%): https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000663.000004729.html
  • Apple「iPhoneのスクリーンタイムにスクリーンタイムのスケジュールと許容時間を設定する」(iPhoneユーザガイド iOS 27。項目名と手順はこのページの表記に合わせた。2026年10月16日閲覧): https://support.apple.com/ja-jp/guide/iphone/iphb0c7313c9/ios
  • Google「Digital Wellbeing で Android スマートフォンの使用パターンを管理する」(Androidヘルプ。アプリタイマー・アプリの制限の PIN の表記はこのページに合わせた。2026年10月16日閲覧): https://support.google.com/android/answer/9346420?hl=ja

※この記事は公表されている調査と各社の公式ヘルプを紹介したもので、医学的な診断や助言ではありません。

よくある質問(まとめ)

ゲームの時間を決めても守れないのはなぜですか?
ゲームは1回の区切りが向こうから来ないからです。動画のように1本が終わる瞬間がなく、ラウンド・対戦・その日のミッションが次々につながります。1日の上限だけでなく、上限の手前に自分で「終わりの合図」を置くほうが守れます。
iPhoneでゲームだけ時間を区切るにはどうすればいいですか?
設定>スクリーンタイム>「許容時間」>「カテゴリを管理」で「ゲーム」カテゴリを追加し、カテゴリをタップしてスライダで時間を決めます。カテゴリ内のアプリは、そのカテゴリの許容時間か1日の合計時間に達するまで使えます。この機能にはiOS 27以降が必要です。
Androidでゲームの時間を制限するには?
設定>Digital Wellbeing>「アプリタイマー」で、制限したいアプリの横の「タイマーを設定」から時間を選びます。上限に達するとアプリは終了してアイコンがグレー表示になり、タイマーは午前0時にリセットされます。自分で消せてしまうので、外しにくくしたいときは「アプリの制限の PIN」を設定します。

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