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Googleファミリーリンクでできること・できないこと — 親のスマホから子どものAndroidを整える

ファミリーリンクの設定を、Google公式ヘルプの項目名どおりに整理しました。1日の上限・アプリの制限・スケジュールの手順と、標準では手が届かない4つの範囲まで。

子どものスマホの使いすぎを調べはじめると、出てくる記事はたいてい iPhone のスクリーンタイムの話です。けれど小中学生の保護者 300 人を対象にした調査(ALL CONNECT、2025 年 12 月実施)では、子どもが使っている端末は iPhone 40%、Android 34% と割れていました。Android 側の管理は Google の「ファミリー リンク」にまとまっています。

この記事は設定項目を公式ヘルプの表記どおりに並べ直したものです。家庭のルールそのものの作り方は「子どものスマホ時間、ルールが守られないときに」に分けて書いています。

できることの全体像

やりたいことから設定名を引けるように並べました。項目名は Google For Families ヘルプの日本語表記です。

やりたいこと設定の名前置き場所
1 日に使える合計を決める1 日の利用時間の上限利用時間
曜日ごとに時間を変える1 週間のスケジュール利用時間
アプリごとに上限を決めるアプリの制限利用時間 → 利用時間の制限
夜や授業中だけ止めるスケジュール(休息時間 / スクールタイム)利用時間
今すぐ止める・戻すロック / ロック解除利用時間
あと少しだけ延ばすボーナスタイム利用時間
新しいアプリの入手に承認を挟むGoogle Play管理

入口はほぼ「利用時間」に集まっている

どの設定も、ファミリー リンク アプリを開いて左上で子どもを選び、左下の「利用時間」をタップするところから始まります。迷ったらここに戻れば大丈夫です。対応しているのは Android 7.0 以降、または ChromeOS バージョン 83 以降と案内されています。

1 日の上限と、曜日ごとの配分

「1 日の利用時間の上限」をオンにすると、その端末で 1 日に使える合計時間を決められます。平日と休日を同じにする必要はありません。「1 週間のスケジュール」で曜日ごとに別の時間を割り当てられるので、最初から平日だけ短くしておくほうが「今日は特別」の交渉が起きにくくなります。

事情が変わった日は「ボーナスタイム」でその日だけ足せます。上限そのものを書き換えずに済むので、設定が少しずつ緩んでいくのを防げます。

アプリごとに決める「アプリの制限」

端末全体の合計ではなく、特定のアプリだけ短くしたいときはこちらです。

  1. ファミリー リンク アプリを開く
  2. 左上で子どもを選ぶ
  3. 左下の「利用時間」→「利用時間の制限」→「アプリの制限」
  4. 対象のアプリを選ぶ
  5. 「利用時間の上限を設定」をタップし、時間と分を選んで「完了」

この上限は子どもの Android 端末と ChromeOS 端末をまたいで合算されると説明されています。タブレットに移っても合計は同じです。

逆に、連絡手段のように止めたくないものには「アプリ利用時間の上限なし」をオンにします。これを入れたアプリは「常に許可するアプリ」になり、次に触れるスケジュール中も使えます。先に残すものを決めてから短くするものを選ぶ順番にすると、家庭での納得感が違います。この考え方は大人が自分の端末でやるときも同じで、「LINEは残してSNSだけ止める」に別の角度でまとめています。

夜と授業中は「スケジュール」で分ける

時間帯で止めるなら「利用時間」→「スケジュール」から「休息時間」または「スクールタイム」をオンにします。どちらも「1 週間のスケジュール」で曜日ごとに開始・終了を決められます。

  • 通話はスケジュール中でもいつでもできると案内されています
  • 「常に許可するアプリ」に入れたものは使えます
  • メッセージの送信は、そのアプリが「常に許可するアプリ」のときだけ
  • スクールタイム中は着信やメッセージの通知がサイレントになります。ただし子どもから外にかけたり送ったりすることは可能です

「夜は連絡が取れなくなるのでは」という心配は、この並びを見せると解けることが多いところです。

できないことが 4 つある

公式ヘルプが明記している範囲です。先に知っておくと、効かないときに原因を探しやすくなります。

  • システムアプリには「アプリの制限」を設定できない。 管理ツールの動作や端末の基本機能に必要なアプリは対象外です
  • iPhone や iPad、Chromebook 以外のパソコンは管理できない。 兄弟で OS が違う家庭では、iPhone 側は Apple の設定(「ファミリー共有でスクリーンタイムを設定する手順」)と二本立てになります
  • 購入の承認は Google Play の課金システムを使った購入にだけ効く
  • 対象は 13 歳(またはお住まいの国の該当年齢)未満。 それを超えると、管理は本人の同意が前提になります

4 つめは、設定で押さえられる期間に区切りがあるという意味でもあります。上限で止められるうちに、時間の決め方そのものを一緒に話しておくほうが長く効きます。

今日やること

  • 子どもの端末が Android 7.0 以降か確認する
  • 「1 週間のスケジュール」で平日と休日の上限を別に決める
  • 止めたくないアプリに「アプリ利用時間の上限なし」を入れる(先にこちら)
  • 長くなりがちなアプリ 1〜2 本だけに「アプリの制限」を設定する
  • 「スケジュール」で夜の休息時間をオンにし、通話が通ることを子どもに見せる

全部を一度に入れないほうが続きます。上限を 1 つ、許可を 1 つ、夜の時間帯を 1 つ。この 3 か所だけでも、朝の様子が変わるかどうかは 1 週間で分かります。

出典

※設定項目の名前はアプリの更新で変わることがあります。見つからないときは公式ヘルプの最新の表記を確認してください。公表されている調査と公式ヘルプを紹介したもので、医学的な診断や助言ではありません。

よくある質問(まとめ)

子どもの Android スマホの使用時間を制限するには、どうすればいいですか?
Google の「ファミリー リンク」アプリを使います。左上で子どもを選び、左下の「利用時間」から、1 日の利用時間の上限、1 週間のスケジュール、アプリの制限、休息時間やスクールタイムのスケジュールなどを設定できます。対応しているのは Android 7.0 以降、または ChromeOS バージョン 83 以降と案内されています。
ファミリー リンクで制限中でも、子どもと連絡は取れますか?
取れます。公式ヘルプによれば、通話はスケジュール中でもいつでもでき、「常に許可するアプリ」に入れたアプリは使えます。メッセージの送信はそのアプリが「常に許可するアプリ」のときだけなので、止めたくない連絡手段には先に「アプリ利用時間の上限なし」を入れておきます。
ファミリー リンクでできないことは何ですか?
公式ヘルプが明記しているのは、システムアプリには「アプリの制限」を設定できない、iPhone や iPad、Chromebook 以外のパソコンは管理できない、購入の承認は Google Play の課金システムを使った購入にだけ効く、対象は 13 歳(または国ごとの該当年齢)未満、の 4 つです。

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