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ファミリー共有でスクリーンタイムを設定する手順 — 親のiPhoneから、子どもの端末を整える

親のiPhoneから子どものスクリーンタイムを設定する手順を、Appleの公式ガイドの項目名どおりにまとめました。連絡手段を残す設定、パスコードを忘れたときの戻し方、iOSのバージョンによる画面名の違いまで。

子どものスマホの設定は、子ども本人の端末を借りて設定する方法と、ファミリー共有を使って親の iPhone から設定する方法の 2 つがあります。あとから見直す回数を考えると、親の端末から触れるようにしておくほうが続きます。ここでは、Apple の公式ガイドに出てくる項目名のとおりに手順を並べます。子どもの端末が Android ならGoogleファミリーリンクでできること・できないことを参照してください。

設定の前に、対象を1つに絞る

先に決めておくと、あとの手順が短くなります。止める対象を「スマホ全部」にしないことです。連絡・地図・音楽・学習アプリまで一緒に止まると、子どもの生活が回らなくなり、結局は設定ごと外すことになります。

最初は「動画」と「SNS」の 2 カテゴリだけに時間の枠を付ける、くらいで十分です。ルールそのものの作り方は子どものスマホ時間、ルールが守られないときににまとめました。設定はルールを支える道具で、逆ではありません。

こども家庭庁の「令和 6 年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」(2025 年 3 月公表)では、家庭に利用のルールが「ある」と答えたのは高校生本人で 46.6%、その保護者では 61.1% と、認識に開きがあると報告されています。設定を入れる前に、何を対象にするかを本人と一度そろえておくほうが、あとの摩擦が小さくなります。

準備するもの

#準備補足
1ファミリー共有のグループ「設定」>自分の名前>「ファミリー」から作る。本人を含めて最大 6 人まで
2ファミリー管理者グループを作る人。成人である必要があります
3お子様用のアカウント作成時に名前と誕生日を入れる。誕生日をもとに、推奨のコンテンツ制限が設定されます
4子どもの端末が手元にあること最初の 1 回だけ、子ども側で承認が必要になる項目があります

18 歳未満向けに設定した端末では、「コミュニケーションの安全性」と Web コンテンツの制限が初期状態でオンになっている、と Apple のガイドに記載があります(この年齢は国や地域で異なります)。

親のiPhoneから設定する手順

  1. 親の iPhone で「設定」を開く
  2. 「スクリーンタイム」をタップし、下にスクロールして「ファミリー」の下で子どもの名前を選ぶ
  3. 出てきた項目を、上から必要なものだけ設定する

3 の中身は次の 5 つです。全部やろうとせず、上 2 つだけでも形になります。

項目何ができるか
スケジュール曜日ごとに、端末から離れる時間帯を決める(学校のある日と週末で分けられます)
アプリ使用時間の制限アプリ単位、またはカテゴリ単位(ゲーム、SNS など)で 1 日の上限を決める
コミュニケーションの制限時間帯ごとに、通話やメッセージのやり取りができる相手を絞る
コンテンツとプライバシーの制限アプリ・Web サイト・購入へのアクセスを絞る。「許可されたアプリと機能」もここ
画面との距離端末が近すぎるときに知らせる

追加時間のリクエストは、メッセージアプリか「設定」>「スクリーンタイム」から承認・却下できます。交渉の窓口が 1 つに決まるので、口頭のやり取りが減ります。

連絡手段を「許可されたアプリ」に残す

ここが、あとでいちばん問題になる箇所です。Apple のガイドには、「メッセージ」が許可されていない場合、休止時間中やアプリ使用時間の制限が切れたあとは、緊急の連絡先へのメッセージを含めて送受信できないことがある、という注記があります。連絡手段は、自分で明示的に残しておく必要があるということです。設定した直後に、次の 3 つを子どもの端末で実際に試してください。

  • 制限の時間帯に、親へ電話がかけられる
  • 制限の時間帯に、メッセージ(および家族が使っている連絡アプリ)が開く
  • 地図・交通系のアプリが開く(帰り道で必要になります)

ヘルスケアやアクセシビリティのアプリを使っている場合も、「許可されたアプリ」に入っているか確認しておくよう案内されています。

パスコードと、忘れたときの戻し方

スクリーンタイムパスコードは、設定を変更するときに必要になる 4 桁の番号です。子どもの誕生日や、端末のロック解除と同じ番号にしないでください。忘れたときの戻し方は、どちらの方法で設定したかで変わります。

設定した方法パスコードを忘れたとき
ファミリー共有を使って、親の端末から設定した親の端末のパスコード、Touch ID、Face ID でリセットできる
子どもの端末で直接設定した(ファミリー共有を使わず)その Apple Account を使ってリセットする

この 1 点だけでも、ファミリー共有から設定しておく理由になります。

iOSのバージョンで画面の名前が違う

2026 年 9 月時点では、日本語のユーザガイドと英語のユーザガイドで項目名がそろっていません。

日本語ガイド(iOS 26 の表記)英語ガイド(iOS 27 の表記)
時間帯の設定スケジュールScreen Time Schedule
使用時間の上限アプリ使用時間の制限Time Allowances
常に使えるもの許可されたアプリAlways Allowed

英語版のガイドには、ファミリー共有のグループでこれらの新しい機能を使うには、グループ内のすべての端末を iOS 27 以降にする必要があると書かれています。家族の端末のうち 1 台だけ古いと噛み合わないことがあるので、設定がうまくいかないときは先にバージョンを確認してください。自分の iPhone 側の手順はiPhoneでアプリに時間制限をかける手順にまとめています。

今日やること

  • 「設定」>「スクリーンタイム」>「ファミリー」から子どもの名前を開く
  • スケジュールを 1 つだけ作る(まずは平日の夜だけで十分です)
  • 「動画」と「SNS」に上限を付ける(それ以外は触らない)
  • 制限の時間帯に、電話・メッセージ・地図が開くことを子どもの端末で確認する
  • パスコードを、誕生日でもロック解除の番号でもないものにする

設定そのものは 10 分で終わります。うまくいかないときは、外す前に対象を狭めるほうを先に試してください。

出典

※この記事は2026年9月時点のiOSの仕様と、公表されている調査を紹介したものです。OSの更新で項目名や挙動が変わることがあります。医学的な診断や助言ではありません。

よくある質問(まとめ)

子どもの iPhone のスクリーンタイムは、親の iPhone から設定できますか?
できます。ファミリー共有のグループを作り、子ども用のアカウントを入れておけば、親の iPhone から設定や見直しができます。あとから見直す回数を考えると、子どもの端末を借りて設定するより、親の端末から触れるようにしておくほうが続きます。
子どものスマホに制限をかけるとき、何に注意すればいいですか?
止める対象を「スマホ全部」にしないことと、連絡手段を明示的に残しておくことです。Apple のガイドには、「メッセージ」が許可されていないと、休止時間中や制限が切れたあとに緊急の連絡先へのメッセージも送受信できないことがあると注記されています。設定した直後に、制限の時間帯に電話・メッセージ・地図が開くかを子どもの端末で試します。
スクリーンタイムのパスコードを忘れたらどうなりますか?
戻し方は設定した方法で変わります。ファミリー共有を使って親の端末から設定した場合は、親の端末のパスコード、Touch ID、Face ID でリセットできます。子どもの端末で直接設定した場合は、その Apple Account を使ってリセットします。パスコードは子どもの誕生日や、ロック解除と同じ番号にしないようにします。

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